総務省は21日、全国の自治体に配る特別交付税の2024年度配分総額は、前年度比11・3%増の1兆2597億円だったと発表した。このうち3月分として、8641億円を25日に配分する。分野別では大雪に伴う除排雪経費が810億円で過去最大となった。
災害関連経費は1657億円と、東日本大震災時に次ぐ過去2番目の額となった。各地で災害が相次いだためで、うち1131億円は能登半島地震分だった。
過疎地などの公立病院支援には1045億円、バスや離島航路といった地域交通維持には846億円。各地で広がった鳥インフルエンザ対策には58億円を充てた。