請求が棄却されて「不当判決」を掲げる住民側=佐賀市の佐賀地裁前

 佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に伴う駐屯地周辺整備を巡り、佐賀県が防衛省に対して県有地の使用料を免除しているのは違法として、請求するよう県に求めた住民訴訟の判決で佐賀地裁(三井教匡裁判長)は21日、住民側の請求を棄却した。

 防衛省への県有地の無償貸与に対して72人が住民監査請求を行い、県監査委員は昨年4月に棄却した。同5月に40人が住民訴訟を起こしていた。