豊臣秀吉の号令で全国から150を超える武将が集結した唐津市鎮西町の肥前名護屋城跡で「第4回名護屋城大茶会」(佐賀県・唐津市主催、佐賀新聞社など共催)が22日、開かれる。能や茶、鷹(たか)狩りなど武将たちが好んだ伝統文化を堪能でき、人気歴史学者3人によるトークショーなども楽しめる。
特設の本丸舞台である名護屋城トーク(午前11時~)では、テレビなどで活躍する歴史学者の千田嘉博氏、磯田道史氏、平山優氏が登壇する。有料の指定席は販売を終えているが、無料の立ち見席(申し込み不要)がある。雨天時は名護屋城博物館ホールで行われ、指定席だけとなる。
城跡一帯が会場で、岐阜県や熊本県などの武将隊が演舞し、新たに結成した「唐津名護屋城武将隊」は歴史寸劇を披露する。茶道の各流派による茶席(午前10時~午後3時半)、能の実演、鷹匠(たかじょう)による技の披露で伝統文化に触れられる。戦国鍋ブースなど37店舗が出店するマルシェには、彦根城と唐津城のキャラクター「ひこにゃん」と「唐ワンくん」も駆け付ける。
午前10時から午後5時まで。周辺に臨時駐車場を設け、会場まで無料シャトルバスを運行する。JR唐津駅、西唐津駅と会場を結ぶ臨時バスも運行する。タイムスケジュールなど詳細は特設ウェブサイトで確認できる。名護屋城博物館の常設展示室のリニューアルオープンもある。
問い合わせは県文化課、電話0952(25)7236。(宮﨑勝)