佐賀市諸富町出身の野中光子さん(79)が80歳を目前に、佐賀市の佐賀新聞ギャラリーで古裂(こぎれ)展を開いている。古布を使ったタペストリーや小物など150点を並べている。22日まで。
野中さんは若い頃から縫い物が大好きで、40年ほど前に古布の魅力に気付き、古い着物やかすりで物作りを始めた。「長年使い込まれた布の風合いがある。新しい布には出せない」。
会場には、ここ10年余りで手がけたタペストリーやのれん、バッグなどを展示した。裂き織りやパッチワークを自在に組み合わせ、ほとんど手縫いで仕立てている。
個展は久しぶりで、家族からの「せんね」の言葉が後押しになったという。野中さんは「この年齢でもこんなに楽しいことができる。同世代の方の励みになれば」とはにかむ。開場は午前10時から午後5時まで。(清川千穂)
