市民、高校生らが参加し、防災広場で開かれた「火起こし体験」=唐津市町田の「無印良品 唐津」

 唐津市町田に昨年オープンした「無印良品 唐津」に隣接する防災広場で、「火起こし体験」が開かれた。市民や高校生らが実践し、災害時の対応を学んだ。

 同店は唐津市と地域防災の連携協定を締結。建物には太陽光発電の「充電ステーション」を設け、車中泊など避難時の充電ができる。ほかにも下水道のマンホールと直結した「マンホールトイレ」、一見ふつうに見えるベンチを分解すればコンロとして使える「かまどベンチ」を備える。

 体験会には唐津南高、松浦高の生徒も参加し、日ごろの学びを実践に移した。講師の冨田充さんは三原則「自助・共助・公助」を挙げ、「この体験を通して一人一人の意識向上につながれば」と話し、今後も開催を予定する。

(地域リポーター・野﨑きくみ=唐津市)