パセリのパンケーキ作りに臨む唐津南高食品流通科2年の(左から)岩﨑来瞳さん、吉田栞菜さん、大石朋佳さん=唐津市の同校

 パセリの産地の佐賀市富士町で20日、一日限定のカフェ企画「みどり祭り」が開かれる。会場は佐賀古湯キャンプで、パセリを使ったスイーツやジュースを提供したり、パセリの入浴剤のバスボムを作ったりして魅力を情報発信する。

 パセリを通じて地域を盛り上げようと、富士まちづくり協議会と唐津南高(唐津市)が開催する。料理の彩りに添えられることが多いパセリについて、カフェの中で“主役”としての活用法を提案する。

 同校食品流通科の生徒たちが2023年からパセリを使った商品開発に取り組んでおり、今回はパンケーキに挑戦する。2年の岩﨑来瞳(くるみ)さんは「パセリはたくさんの栄養がある。おいしい物を提供したい」と話す。

 パセリのバスボム作りを体験できるほか、地元小学生らによるピアノの演奏などもある。午前11時から午後4時まで。富士まちづくり協議会の村上嘉子さん(44)は「この機会に富士町に遊びに来てほしい」と呼びかける。問い合わせは同協議会、電話0952(58)2882。(松岡蒼大)