開幕を前に山口祥義知事(右から3人目)を訪れた佐賀アジアドリームズの選手や監督ら=県庁

 武雄市を拠点に野球の独立リーグで戦う佐賀アジアドリームズの監督や選手らが13日、県庁を訪れ、「まずはリーグ戦で1勝したい」と新シーズンへの抱負を語った。

 日本以外に、インドネシアやフィリピンなどから選手を集め、昨年「ヤマエグループ九州アジアリーグ」に参入した。1年目は公式戦16試合全敗に終わったが、公式戦後のオープン戦では、リーグ戦で優勝した北九州下関フェニックスを下し、成長を見せた。アジアの国々の国営放送で、試合の様子が放送されるなど、各国で注目されている。

 香月良仁監督は「県民球団として認知されるよう頑張っていきたい」と力を込め、リズキーラマダン選手は「1年目はいろんな国の選手とのコミュニケーションに苦労もあった。今年はたくさん勝ちたい」と意気込んだ。

 山口祥義知事は「みんなが各国のヒーローで、ドリームズが浸透してきていると感じる。今年は期待している」と話した。

 2025年シーズンの開幕戦は3月29~31日、武雄市東川登町のひぜしんスタジアムであり、宮崎サンシャインズを迎え撃つ。(北川尊教)