笠原幸雄学院長(右)から修了証書を受け取る学院生=多久市の県立産業技術学院

 佐賀県内の多くの小学校をはじめ短大、職業能力開発校で14日、卒業式や修了式が行われた。式に臨んだ児童や学生は新たなステージでの飛躍を誓い、慣れ親しんだ学びやを巣立った。

 

県立産業技術学院「産業界に貢献を」39人決意

 県内唯一の公共の職業能力開発校・県立産業技術学院(多久市)の修了式では、2年間の課程でものづくりの技術を学んだ39人が、県の産業界を支える人材を目指すことを誓った。

 笠原幸雄学院長が「真剣な表情で技術や資格を自分のものにしていく頼もしい姿を見て、次の社会を任せられると強く感じた」と、2年間の努力をねぎらった。電気システム科の中島海さんが「ものづくりのプロフェッショナルを目指しながら、産業界に貢献できる人材となるよう日々努力したい」と答辞を述べた。

 機械技術、自動車工学、電気システム、建築技術・設計、木工芸デザインの5学科の修了生のうち、1日現在で38人の就職が内定している。(古川浩司)