佐賀県内の多くの小学校をはじめ短大、職業能力開発校で14日、卒業式や修了式が行われた。式に臨んだ児童や学生は新たなステージでの飛躍を誓い、慣れ親しんだ学びやを巣立った。
日新小(佐賀市) 創立150年、歴史かみしめ
日新小(佐賀市)では6年生66人が、昨年創立150周年を迎えた学校の長い歴史をかみしめながら、晴れやかな表情で式に臨んだ。
名前を呼ばれた卒業生が、ステージで「お父さん、お母さんありがとう」「中学校では部活と勉強を頑張る」などと力強く発表し、卒業証書を受け取った。小池充校長は、創立150周年の行事などを紹介しながら「校歌にも歌われている『知、徳、体』を忘れずにいてほしい」とエールを送った。
教室では、電子黒板に写真を映すなどしてこの1年の出来事を振り返り、卒業生が保護者や恩師に感謝の気持ちを伝えた。木室龍誠さんは「修学旅行でみんなで協力しながら過ごしたことが1番の思い出。中学では数学を頑張ってテストでいい点数を取りたい」と話した。(丸山美陽)