ツツジや紅葉の名所として知られる基山町の大興善寺を撮影した「四季フォトコンテスト」の表彰式がこのほど、町民会館で開かれた。最優秀賞には、福岡県福岡市の後生川東志海(ごしょがわ・としみ)さん(72)の「絶景100万本つつじ」が選ばれた。
コンテストは同寺が1999年から開いている。昨年1年間に作品を募り、県内外の写真愛好家ら46人から、ツツジや新緑など寺の四季折々の表情を活写した83点の応募があった。
後生川さんの作品は、「一目一万本」と呼ばれる寺内の名所で鮮やかに咲き誇るピンクや白のツツジを、花にカメラを向ける人と共に撮影した。「基山町に行ってみたいと思ってもらえるような写真を撮ることを意識した。受賞は今後の励みになる」と喜んだ。
入選作は基山郵便局(18日まで)、基山図書館(19~30日)を巡回し、4月15日以降は大興善寺契園内で鑑賞できる。(井手一希)