子どもの頃から木に親しんでもらう「ウッドスタート事業」に取り組む太良町はこのほど、「木育円卓会議」を開いて具体的なアイデアを議論した。15、16の両日には移動型おもちゃ美術館「木育キャラバン」を町B&G海洋センター体育館で開き、“木育のまち”をアピールする。
同町は2023年10月、認定NPO法人「芸術と遊び創造協会」(東京)とウッドスタート宣言を行った。県内では初の宣言自治体で、地元産ヒノキの間伐材を用いた積み木を誕生祝い品として贈る計画を進めている。
円卓会議は町民代表ら約20人が参加し、同協会の多田千尋理事長をコーディネーターに意見交換した。木育推進に向け「子どもが安心して遊べる公園が少ない。木でできた遊具を設置してみては」「自然の大切さも一緒に伝える活動を」などの提案があった。
木育キャラバンは15、16日ともに午前10時から開催。福岡おもちゃ美術館(福岡市)の協力で体育館いっぱいに木製玩具を並べ、ワークショップで遊びを体験できる。入場無料。問い合わせは町社会教育課、電話0954(67)0145。(市原康史)