東明館高(基山町)の生徒が企画した有田焼のイベントが15日、有田町の有田ポーセリンパークで開かれる。クイズや絵付け体験などで、若い世代に有田焼の魅力をPRする。入場無料。
社会課題解決などに取り組む同校の「探究ハウス」の1年生が、後継者不足などの問題を抱える有田焼について学習した。フィールドワークや窯元などへのインタビューを行う中で、課題解決のための具体的な活動としてイベントを企画した。
時間は午前11時~午後4時。パーク内の施設を巡るスタンプラリーや有田焼のクイズに答えると、有田焼の購入などに使える割引券がもらえる。紙のコースターに有田焼の文様を絵付けする体験もできる。地元の野菜を販売し、豚汁やカレーライスを提供するキッチンカーも出店する。
代表の向井規祐(きすけ)さんは「フィールドワークを通じて学んだことを生かし、伝統と若い視点を融合させた。有田焼の良さを体験しながら楽しんで」と呼びかける。(秋根紗香)