自分の受験番号を見つけ、喜ぶ受験生=12日午前9時、佐賀市の佐賀西高(撮影・山田宏一郎)

自分の受験番号を見つけ、喜ぶ受験生=12日午前9時、佐賀市の佐賀西高(撮影・山田宏一郎)

 佐賀県立高の一般選抜試験(入試)の合格者が12日、各校で発表された。全日制32校で4053人、定時制6校で49人が合格。掲示板で自分の番号を見つけた受験生たちは、待ちわびた春の知らせに喜びをかみしめていた。

 佐賀市の佐賀西高では、発表を待つ親子連れや友人同士の人だかりができた。午前9時に合格者の受験番号が張り出されると、親子で抱き合ったり、喜びで涙を浮かべたりする姿がみられた。

 城北中3年の本弓(ほんきゅう)湊さんは「数学が不安で受かる気がしなかったので、びっくりした」と話し、「ゲームをつくる仕事を目指し、高い学力を身につけたいと思って受験した。まずは勉強を頑張るのと、友だちもつくりたい」とはにかんだ。 中高一貫の入学内定者と特別選抜の合格者を合わせた合格者総数は5268人。県立高の入学式は4月8日を皮切りに行われる。(横田千晶)