ジョシュ・ハレルソン選手(中央)からパスを受けシュートを狙う生徒=佐賀市鍋島町の「SSP G COURT」

コートで初めてのシュートを決める角田太輝選手=佐賀市鍋島町の「SSP G COURT」

記念撮影をする鍋島中、開成小の子どもたちと佐賀バルーナーズの選手・コーチ、山口祥義知事ら

 佐賀県が整備した屋外バスケットボールコート「SSP G COURT」が8日、佐賀市鍋島町にオープンした。バスケットボール男子・B1佐賀バルーナーズの選手と市内の小中学生約40人が交流を楽しみながら、真新しいコートの感触を確かめた。

 SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想の一環。県民が気軽にスポーツに楽しめる場をつくろうと、周辺に小中学校があり、人が集まりやすい県所有の緑地帯に整備した。ハーフサイズコートで、アスファルトで舗装し一般用のリングを設置した。

 オープンのセレモニーとしてバルーナーズの角田太輝選手が初めてのシュートを決め、歓声が上がった。近くの鍋島中と開成小のバスケットボール部員も、ジョシュ・ハレルソン選手や角田選手からパスを受けてシュートを放った。

 角田選手は「バスケをしていない人も気軽に利用してほしい」と呼びかけ、ハレルソン選手は「来日したとき、日本にはコートが全然ないことに驚いたので、できて興奮している。さらにコートが増えて、強い選手も増えることを期待する」と話した。

 場所は国道34号の高架橋北にある鍋島交番の南側。午前8時から午後6時まで誰でも無料で利用できる。駐車場は設けていない。鍋島中2年の石田彩乃さんは「部活がない日に試合の反省点の確認やスキルアップで利用したい」と話した。

 事業費は約3500万円。唐津市の児童公園でもコートの整備を進めており、3月末の完成を予定している。(秋根紗香)