関西屈指のオーケストラ「関西フィルハーモニー管弦楽団」(大阪府)と連携協定を結ぶ奈良県立橿原考古学研究所の付属博物館(同県橿原市)で今月30日、楽団の奏者3人が集うコンサートが行われる。鑑賞は無料で事前申し込みが必要。定員は60人、応募者多数の場合は抽選となる。締め切りは14日。詳しくは博物館のHPで。
研究所と関西フィルは2022年に「音楽を通じた考古学の新たな魅力創造」を目指す協定を締結。音楽と考古学、双方のファンの裾野を広げるのが目的で、今回はコラボ企画第7弾。関西フィルからフルートの高橋なつ美さん、ビオラの椎名弘明さん、チェロの玉木俊太さんが出演し、約1時間にわたり館内のホールでベートーベンの名曲などを奏でる。
博物館では昨年、イメージ曲も制作。手がけたバイオリン協奏曲を関西フィルの演奏会で初演するなど楽団と縁が深い若手作曲家林そよかさんが作曲とピアノ、首席奏者の椎名朋美さんがフルートを担当した。HPで来館体験ができるデジタルミュージアムのBGMに使われ、ユーチューブの「橿考研チャンネル」では収録風景も楽しめる。