武内公民館(武雄市武内町)の地域おこし協力隊員、庄司明美さん(27)がこのほど着任した。同公民館が9月までにオープンする「コミュニティカフェ」を運営する予定で、公民館業務を手伝いながら接客やコーヒーの焙煎(ばいせん)技術を学ぶ。
庄司さんは千葉県木更津市出身。理学療法士として東京や神奈川で勤務していたが、「まちのコミュニティ焙煎士」を募集する告知に引かれ協力隊員に応募した。
これまで佐賀県に縁はなく、12月中旬の最終面接で初めて武雄市を訪れた。静かな町の雰囲気が木更津と似ていると感じ、「焼き物や温泉があることに新鮮味を覚えた」という。2月中旬に武雄市内に引っ越した。
庄司さんは「自然にあふれ、温かい人が多いことを感じながら毎日を過ごしている。カフェを軌道に乗せ武内町の魅力を多くの人に伝えたいと思う」と目を輝かせる。コミュニティカフェなどの情報は、インスタグラムで発信している。(澤登滋)