唐津市浜玉町の有須田房枝さん(94)宅にある「しだれ梅」が見頃を迎えている。樹齢120年を超える梅をはじめ、3代にわたって育てられた12株が通路を覆うように咲き誇っている。
今年は冬場に冷え込みが続き、開花が早かった昨年より半月以上遅れて2月下旬から咲き始めた。インスタグラムを通じて近況を知った人たちが絶え間なく訪れ、ピンクや白の花を写真に収めたり、近づいて香りを楽しんだりしていた。有須田さんの次男の義孝さん(71)によると、現在は満開で、見頃は1週間程度続くという。
訪れた佐賀市の中島千晶さん(57)は「何回見ても飽きない。一番いい時期に来られてよかった。今年も本当にきれい」と、家族3人で敷地内を散策していた。入園料200円。(写真と文・山田宏一郎)