発足から50年の歩みを振り返った記念式典=佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀

 佐賀県歯科衛生士会(八木浩子会長、145人)の創立50周年記念式典が2日、佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀で開かれた。同会会員や医療関係団体、県などから約80人が出席して半世紀の歩みを振り返り、地域住民の健康保持、増進へ活動を推進することを誓った。

 同会は1974年に任意団体として発足し、2024年12月に一般社団法人を設立した。子どもからお年寄りまでの歯科保健指導をはじめ、ことしで47回目となる「むし歯をなくそう会」を開いて、口と歯の健康の大切さを啓発している。能登半島地震や県内の大雨といった災害時には、避難所などでも活動している。

 式典で八木会長は「人生100年時代と言われる中、求められる役割はますます広がっている。人材確保、育成に努めたい」とあいさつした。佐賀県は糖尿病の人とその予備軍の割合が高いことにも触れ、歯周病と糖尿病の深い関係を周知するために県の委託を受けて作成したパンフレットを紹介した。

 式典には山口祥義知事、福岡資麿厚生労働相ら国会議員も出席した。式典後には祝賀会も開かれた。(古賀真理子)