米300キロの目録を山田恭輔町長(右)に贈る大串俊實さん=江北町公民館

 江北町八町の大串俊實さん(78)が3日、江北町にコメ300キロを贈った。昨年に続くプレゼントで、コメ価格高騰が続く中、給食などで子どもたちに届く。

 大串さんは町農業委員会の会長や杵島東部カントリーの組合長などを歴任。昨年は農業委員会長を退任したお礼にさがびより300キロを贈った。今年は町の自治功労表彰のお礼に夢しずくの30キロ袋を10袋届けた。

 町公民館であった寄贈式では山田恭輔町長が「コメの値が上がり、昨年にも増してありがたみを感じる。地産地消や食育も含め、給食に使わせてもらいたい」とお礼を伝えた。大串さんは「江北に住んで78年。みなさんに喜んでもらえれば何より」と笑顔で答えた。

 町では保育所や小中学校の給食、こども食堂などに提供する。(小野靖久)