旧さがレトロ館を利用したカップルの結婚式。県はアルカディアで婚礼を予定していたカップルを対象に式場として県有施設を利用できるよう支援する=2月15日、佐賀市城内

 福岡県や佐賀県内で結婚式場を運営していた「アルカディア」の経営破綻で挙式・披露宴をできなかったカップルに向け、佐賀県は五つの県有施設を式場として利用できるよう開放する。一部の施設を除いて無料で利用できる。県こども未来課は「民間事業者などでも新郎新婦を支える動きがある中、県としても少しでも支援や有用な情報を届けたい」と話す。

 アルカディアで予定していた婚礼の中止を余儀なくされ、ほかの会場でも予約を取れていない人たちに向けて企画した。対象施設は旧さがレトロ館(佐賀市城内)、佐賀城本丸歴史館(同、挙式のみで飲食不可)、中之小路賓館(佐賀市中の小路)、ARKS(同市松原)。1日1~2万円程度の施設利用料を免除する。SAGAアリーナについては利用するスペースによって利用料割引の相談に応じる。いずれも貸衣装や着付け、ヘアセット、装花、写真撮影などは個別に民間業者と調整が必要となる。

 県によると、県有施設での結婚式などの開催実績は、旧さがレトロ館で今年2月に1件、佐賀城本丸歴史館でも数件あるという。

 問い合わせは、旧さがレトロ館とARKSはまちづくり課、中之小路賓館は資産活用課、そのほかは各施設で受け付ける。(横田千晶)