佐賀県は5日、唐津市と伊万里市で野生イノシシ計4頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は56~59例目。いずれも経口ワクチンの散布エリア内だった。

 県生産者支援課によると、56、57例目は2月21日に唐津市北波多稗田で、58例目は同25日に伊万里市南波多町原屋敷で、いずれも猟友会員が計画検査のために捕獲した。59例目は同27日に唐津市中里で、畑の近くの竹やぶで死んでいたイノシシを住民が発見した。4頭は4日の検査で感染が確定した。(上田遊知)