壁画を完成させて記念撮影をする6年生=伊万里市の大川内小

壁画に色を塗る6年生=伊万里市の大川内小

 伊万里市の大川内小の運動場に、児童らが制作した壁画アートが完成した。創立150周年を記念して取り組み、高さ1・5メートル、長さ45メートルの壁に楽しい学校生活を描いている。

 周年事業のために地域から集めた寄付を使い、運動場北側の農地との境にコンクリートの壁を築いた。6年生が手がけた原画を基に、卒業生の橋口堅志さん(39)らが下書きを担当。全校児童83人と職員で数回に分けて色を塗り、2月26日に完成させた。

 春から始まる学校生活の1年間を、向かって左から右へ時間の流れに沿って表現。青色の下地に校舎や遊具、運動会、焼き物などを描いた。仕上げの作業をした6年の江口凌雅さんは「これがずっと学校に残ると思うとうれしい」と話していた。(青木宏文)