佐賀県は4日、武雄市の老人ホームでノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。職員1人と入所者14人が嘔吐や発熱などの症状を訴え、患者からノロウイルスが検出。県は施設での給食が原因と判断し、同日、給食受託業者「創明プロジェクト」が運営する施設を営業停止処分(1日)とした。

 2月27日に老人ホームから「入所者と職員に嘔吐や下痢の症状があるものが複数いる」と杵藤保健福祉事務所へ連絡があった。発症したのは30代の女性職員と70~90代の男女の入所者計15人で、うち女性の入所者1人が入院している。

 県によると、老人ホーム内で給食を調理提供する施設の従業員2人からノロウイルスが検出され、うち1人は26日朝に嘔吐などの症状があった。給食調理提供施設は28日~3月3日まで営業を自粛した。

 1月以降の県内での食中毒の発生は2件28人となっている。(上田遊知)