佐賀新聞など地方新聞47紙と、NHK、共同通信が地域活性化の取り組みを応援する「第15回地域再生大賞」で優秀賞を受賞した「嬉野茶時(ちゃどき)」(嬉野市)に4日、表彰状と記念盾が贈られた。
嬉野茶時は、嬉野温泉、うれしの茶、肥前吉田焼の三つの産業を支える若手有志のグループ。茶畑に設けた「天茶台」や宿泊施設などで、茶農家が提供するお茶を、地元の器で味わう「ティーツーリズム」が人気を呼んでいる。地域資源の価値を上げて産業の継続につなげ、視察が後を絶たないという。
伝達式では佐賀新聞社の桑原昇編集局長から、嬉野茶時の共同代表、小原嘉元和多屋別荘社長に表彰状と記念盾が手渡された。
小原共同代表は「全国の表彰を受け、これまで取り組んできてよかった。改めて評価されたことはチームの喜び。嬉野の取り組みを全国にも伝えられた」とお礼を述べた。今後は「常にチャレンジングに取り組んできたチーム。環境保全などにも適応したツーリズムに向上させていきたい」と抱負を語った。(辻村圭介)