市制施行20周年記念式典で、20歳を迎えた若者と共にあいさつする江里口秀次市長(中央)=小城市のゆめぷらっと小城

 小城市の市制施行20周年を記念した式典が1日、同市のゆめぷらっと小城で開かれた。関係者約250人が、旧4町の融和を図ってきた20年の歩みを振り返り、さらなる発展へ決意を新たにした。

 小城市は小城、三日月、牛津、芦刈の旧小城郡4町が合併し、2005年3月1日に県内8番目の市として誕生した。当初は、旧町役場を活用した「分庁方式」を採用し、13年からは三日月町に本庁舎を構えている。

 式典では、市フットボールセンターのオープンや西九州大看護学部の誘致、小城スマートインターチェンジの開通など20年の出来事を映像で振り返った。江里口秀次市長は「20周年という節目は新たなスタート地点。みんなが安心して暮らせるまちづくりが進んでいくと信じている」とあいさつした。

 「未来へのバトンリレー」と題し、市内の小中学生や市と同じ20歳の若者による意見表明もあり、「たくさんの人が夢を持てるように」「自然豊かな市であり続けてほしい」「一度外に出た人が、また戻ってきたいと思える市に」などと思いを語った。地方自治や教育文化、スポーツで功績があった市政特別功労者22人2団体の表彰もあった。(古川浩司)