多久市は28日、総額150億4千万円の2025年度一般会計当初予算案を発表した。公立佐賀中央病院(東多久町)の工事本格化に伴う負担金や国民スポーツ大会に関する経費で過去最大だった前年度当初と比べ13・9%減。4日開会の定例市議会に提出する。

 多久市立病院と小城市民病院を統合して7月に開院する公立佐賀中央病院について、本年度は開院後の運営経費など7億2318万円を計上。開院に合わせ、各町公民館で行っていたがん検診を新病院で実施する事業に2575万円を充てる。

 ほかに、定住促進補助金を拡充して1億円を計上。子育て・若者世帯の定住奨励金を従来の30万円から100万円に増額、奨学金返還額の2分の1(年上限12万円)を最長10年間支援する制度を新設し、空き家バンク利活用も補助する。保育料の第2子以降の無償化に1500万円、大阪・関西万博のローカルジャパン展(7月28日~31日)への参加費用696万円など。

 歳入のうち、市税は前年度当初比3・6%増の18億8014万円、地方交付税は前年度と同じ47億円、国庫支出金は3・3%増の17億6848万円で、自主財源比率は8・8%増の40・5%。市債発行額は88・7%減の3億7660万円。25年度末の市債残高は139億117万円、基金残高は102億3122万円を見込む。(古川浩司)