国公立大の2次試験の前期日程が25日、各大学で始まった。佐賀大(佐賀市)では英語や数学などの試験が行われ、全6学部で計1544人が受験した。全体の募集人員に対する倍率は前年より0・2ポイント減の2・2倍となった。
学部別の倍率は芸術地域デザイン学部の3・1倍が最も高く、医学部の2・7倍、農学部の2・3倍と続いた。最も低いのは教育学部の1・7倍だった。全体で175人が欠席し、受験率は89・8%だった。
試験終了後、教育学部を目指すみやき町の男子高校生は「国語の現代文が傾向が変わって難しかったが、やってきたことを出せた」とほっとした表情を浮かべた。教育学部志望の福岡県久留米市の女子高校生は「英語は英作文を書く問題に戸惑ったが、手応えはある。いい結果を待ちたい」と笑顔を見せた。
前期日程は医学部を除いて25日で終了し、医学部は26日に面接試験を行う。合格発表は3月7日。後期日程は3月12日に実施する。(大田浩司)