ストライクやボールの判定について講習を受ける審判員=佐賀市のさがみどりの森球場

 九州地区高校野球佐賀大会の開幕を前に、県公式野球審判協会(笠継明会長)は23日、佐賀市のさがみどりの森球場で審判講習会を行った。約70人の審判員が基本動作の確認や投球判定を行い、“球春”到来に備えた。

 佐賀北高と高志館高の野球部員が協力し、実際のプレーを想定して判定を下した。ベテラン審判員が、「顔は動かさない」「もう少しコールをゆっくり」などと後輩にアドバイス。スマートフォンで自身の動作を録画して判定を振り返る審判員もいた。

 佐賀大会は3月20日に開幕する。笠継会長は「春の大会まであと約1カ月。迅速、的確な判定で審判団が試合を引き締められるよう努めたい」と話した。(北川尊教)