白石町は22日、町を売り込むブランドメッセージ「しろめし町 しろいし町」を発表した。合併20周年を機に、全国に町の魅力を発信するメッセージとして活用する。
同日開かれた合併20周年記念式典で田島健一町長が発表した。メッセージの意味を「しろいし町は、しろめしがうまい町」とし、「大好きな人と食卓を囲める町」「お腹がすくまで遊べる町」「やりたいことに熱中できる町」といった説明も並べ「豊かな土壌と人情に育まれ、人生が実る町」と結んでいる。
メッセージはアンケートやワークショップで町民から得た声などを参考に作成した。田島町長は「ロゴマークも自由に使えるよう公開する。PRなどに活用して盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。
約200人が出席した式典では田島町長が「『人と大地が潤い輝く豊穣(ほうじょう)の町』を基本理念にまちづくりを進めてきた。20周年を新たなスタートとして安心して住み続けられる町にするために一層力を尽くす」とあいさつ。白石中2年で生徒会長の辻琴乃さんが「雄大な景色やたくさんの農産物もある恵まれた土地に生まれ、あたたかい人たちの育てられていることは誇り。『住みやすい町』と発信していきたい」と誓いの言葉を述べた。
白石町は2005年1月、白石、福富、有明の3町が合併して誕生した。(小野靖久)