佐賀県花き生産研修大会が14日、生産者やJAなどの関係機関の約50人が参加し小城市で開かれた。第57回県花き園芸共進会の表彰式などがあり、カーネーション部門の最優秀賞で農林水産大臣賞に輝いた山口智宏さん(佐賀市)ら受賞者に賞状が贈られた。
同共進会には4部門に138点が出品された。山口さんのカーネーション「タイソン」は、花のボリュームやがくの硬さ、葉のつき方などのバランスが取れ、鮮やかな明るい赤が目を引き、堂々とした存在感が評価された。
山口さんは商品に直接影響を及ぼす経費削減は行わず、品質を維持しながら安定供給をしているとし、「求められる花作りのために花屋や市場の担当者とやりとりをしている」などと花作りを語った。
入賞作は1月に佐賀市のSAGAアリーナで開かれた全国農業担い手サミットの全体会会場などで展示された。(古賀真理子)
その他の最優秀賞は次の通り。(敬称略)
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古賀義博(ハイブリッドスターチス、小城市)=農産局長賞
▽島俊哉(バラ、佐賀市)=九州農政局長賞
▽野田淳一(トルコギキョウ、佐賀市)=県議会議長賞