第65回郡市対抗県内一周駅伝大会(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会主催、佐賀トヨタ自動車特別協賛)は16日、小城市が13時間42分27秒で大会最長となる13連覇を果たし、3日間の熱戦の幕を下ろした。小城市は3日間とも日間賞を獲得、全33区間中18区間で区間賞を獲得するなど、他を圧倒した。
小城市の優勝は14度目。全日本実業団駅伝で活躍したひらまつ病院の選手を軸に、層の厚さを見せつけた。昨年の大会で結果を残した荻久保寛也や栃木渡が今大会も躍動。つなぎ区間での起用にもしっかりと結果で応えた。
さらに、今大会39歳で初出走となった上野裕一郎は2区間で区間賞を獲得。最長区間の11区を制し、23区は区間新記録を樹立して最優秀選手賞に輝いた松本凜太郎や、優秀選手賞の上村直也らの成長も大きく貢献した。これまで苦手としてきた中高生、女子区間も粘り強い走りを見せ、鳥栖工高の馬場康成は区間2位と力走。さらなる連覇更新に向けても明るい材料となった。