佐賀牛の贈呈式で記念撮影するJAさがみどり地区農政協議会と管内6市町の関係者ら=JAさが鹿島支所

 JAさがみどり地区農政協議会はこのほど、管内の武雄、鹿島、嬉野市と江北、大町、太良町に「佐賀牛」計3百キロを提供した。各市町の小中学校の学校給食で佐賀牛のカレーが振る舞われる。

 同農政協は学校給食の食材費高騰への支援として、2022年度から支部別に地元農産物を贈呈。佐賀牛ブランドの誕生40周年を機に、今年は各支部統一して佐賀牛を贈ることにした。各市町給食センターと協議した結果、今月20、21日のいずれかの給食で佐賀牛カレーが献立に上る。

 JAさが鹿島支所であった贈呈式で、同農政協の佐々木慎一会長が「肥育牛部会と和牛改良組合、畜産会社の協力で実現できた。子どもたちには佐賀県の農畜産物の応援団になってもらいたい」とあいさつした。

 同農政協各支部代表から目録を受け取った市町の首長、教育長らは「子どもたちも楽しみにしていると思う」「地元の食材を誇りに思う気持ちを育てたい」と感謝した。(市原康史)