おむすびにまつわる楽しい思い出や忘れられない出来事を募る「ハッピーおむすびコンテスト」で、野球部のマネジャーとしておむすびを作った経験をつづった唐津市の内山結子さん(22)=中村学園大4年=が一般部門の1位に輝いた。
コンテストは一般社団法人全国栄養士養成施設協会が初めて開いた。100文字の作文と写真を募集し、中学・高校と一般の2部門に全国から計約600点の応募があり、表彰式がこのほど東京都内で開かれた。
内山さんは、唐津東高野球部のマネジャーとして部員に毎日大豆おむすびを作った。応募作では、夏の甲子園が新型コロナ禍で中止になっても部員とグラウンドを駆け回ったことを振り返り、「あの頃の思い出が、今も私の原動力です」とのメッセージに部員を励ますおむすびの写真を添えた。
お笑いタレントのなかやまきんに君らが表彰式のプレゼンターを務めた。管理栄養士を目指し、3月に国家試験を受ける内山さんは「同じ時間を過ごした部員の仲間たちにも、マネジャーを選んだ当時の自分にも感謝している」と受賞を喜んだ。(山口昌寛)