卒業して配属先の辞令を交付された巡査ら=佐賀市日の出の県警察学校

 佐賀県警察学校(山﨑聖之校長)でこのほど、初任科長期課程の卒業式があった。各地域の警察署に赴任する28人に辞令が交付された。式では、訓練の日々を振り返り、安全安心を守る誓いを立てた。

 昨年4月に入校して約10カ月間、刑事訴訟法を学んだり、逮捕術や警備実施の訓練を積んだりした。県警の福田英之本部長は「警察の仕事には苦しくつらいこともあるが、強く優しい警察官であり続けてほしい」との言葉を贈った。

 総代の藤巻萌(めぐむ)巡査(20)は「学校生活を通じて燃えるような使命感を養ってきた。何事にも積極的に取り組みたい」と決意を語った。吉田澪生巡査(19)は「住民の相談などに耳を傾け、地域に寄り添っていける優しい警察官になりたい」と話した。

(中島幸毅)