佐賀県産ブランドかんきつ「にじゅうまる」について、佐賀県は20日から販売を始めると発表した。デビュー5年目となる今季の出荷量は前季比約1・5倍の287トンを見込んでいる。
佐賀県が品種開発した中晩柑(かん)「佐賀果試35号」のうち、糖度や酸度などの基準を満たしたものを「にじゅうまる」として販売。食べ応えのある大きさで、ぷちっとした食感とジューシーさが評価されている。
「にじゅうまるの日」としている2月10日の販売日発表に合わせ、山口祥義知事とJAさがの楠泰誠(やすのぶ)組合長によるPR動画が公開されている。楠組合長は「今シーズンも甘く仕上がった」、山口知事は「圧倒的なおいしさ」と勧めている。
結果樹面積(栽培面積のうち生産者が果実を収穫するために結実させた面積)が14・8ヘクタールで、146戸が出荷する。(古賀真理子)