2月6日は「海苔の日」。ノリが租税の一つとして規定されていた「大宝律令」の施行日にちなんだもので、1966年に制定された。日本トップクラスの生産量、販売量を誇る佐賀ノリのおいしさを知ってもらおうと今年も県内の小学校などにプレゼントされ、子どもたちの笑顔が広がった。
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県内全ての小学校・特別支援学校に
県有明海漁協や県などでつくる「新うまい佐賀のりつくり運動推進本部」は、県内全ての小学校と特別支援学校に佐賀ノリを贈った。
同漁協の西久保敏組合長が神埼小(神埼市)の贈呈式に出席し、「ノリにはたくさんの栄養素が含まれている。心を込めて作った自慢のノリをおいしく食べて」と約640パックを贈った。
6年生の吉岡美虹(みこ)さんが「佐賀県産のおいしいノリを食べられることに感謝します」とお礼を述べた。
贈られたノリは給食で振る舞われ、児童はそのまま食べたり、ご飯に巻いたりして味わった。5年の岡慧治朗(けいじろう)さんは「磯の風味とパリパリした食感がおいしい。やっぱり日本一のノリだと思った」と笑顔で話した。(樋口絢乃)
小城市の園児全員にも
小城市内では、県有明海漁協芦刈支所青年部(土井崇照部長)が、計20カ所のこども園、保育園、幼稚園の園児全員に佐賀ノリ約1600パックをプレゼントした。
青年部が毎年実施している恒例行事。同市芦刈町のあしかりこども園であった贈呈式では、年長児たちが「佐賀ノリだ」「めっちゃ入っている」と歓声を上げ、大きな声で「ありがとうございます」とお礼を述べた。
芦刈地区での冷凍網ノリの摘み取りが6日から本格化したため、漁業者に代わって贈呈した漁協芦刈支所の北村皐さん(26)は「子どもたちに地元小城市名産のノリと、そのおいしさを知ってもらえれば」と話した。(古川浩司)