元参院議員の岩永浩美さん(82)=有田町=が、35年の政治家生活を振り返る回顧録「ふるさとへの想い 県政・国政を通して」を出版した。県議6期20年、参院議員3期15年を務め、変転極まりない政治の世界を生き抜いた岩永さん。その足跡を自らの筆でたどり、政治史に残る出来事の裏話や、常にあった郷土への思いをつづっている。
本書は7章立てで構成。1~5章は政治の道を歩み始めてから政界を引退するまで、6章は地元有田町のまちづくりについて、7章は人生の師や友人との思い出が記されている。世界・焱の博覧会などの大型事業や郵政国会などの政局に、一政治家としてどう関わったかを知ることができる。