デザインを一新した「みまもぅ」を紹介する山本卓さん(右)と県警職員=佐賀市の県警本部

 佐賀県警は、日常の散歩や買い物などに防犯の視点を取り入れる「ながら防犯」のマスコットキャラクター「みまもぅ」をリニューアルした。闇バイトによる強盗事件が社会問題化し、地域での取り組みがこれまで以上に重視されており、親しみやすいキャラクターをPRして防犯意識を高める。

 みまもぅは2018年から活動している。見守る優しさと力強さを表現しようと牛のキャラクターとし、のぼり旗などに使用してきた。今回は「夜も見守る」という意味を込めた星を強調するなど、より親しみやすいデザインにした。「のんびり屋」「周囲をよく観察していて異常があれば『もぅ』と報告する」といったキャラクターの特徴も加えた。

 新たなデザインがこのほど、佐賀市の県警本部でお披露目された。リニューアルに携わった佐賀市の映像制作会社代表の山本卓さんが「生活の中で『みまもぅ』を見て、ながら防犯や地域を見守る気持ちをずっと持ってもらえれば」と期待した。

 新たなみまもぅは、広報資料や横断旗、グッズに広く使用する予定。県警のウェブサイトの「みまもぅの部屋」では、プロフィルなども公開している。県警生活安全企画課の担者当は「防犯を地道に県民に呼びかけ、安心できる街を目指す」と話す。(丸山美陽)