4月のイベントに向けて自作のレコードジャケットを募集している大串亮平さん(左)とmakijakuさん=佐賀市のmakijaku製作室

 “昭和”をコンセプトに開くイベントで並べる、レコードジャケットサイズの作品を募っている。31センチ×31センチの世界でロックやジャズなど自由にイメージをふくらませて制作した、“架空のレコード”を展示販売できる。

 イベントは4月18日~29日に、紙でコラージュなどを手がけるmakijakuさん(47)が運営する「makijaku製作室」(佐賀市川原町)で開く。「マキジャク商店街 初の大感謝祭(仮)」と題して、昭和の空気を感じさせる古本屋やハンドメイドショップが立ち並ぶ。

 集まった作品は架空のレコード店「レイコウ堂」で、作品を壁に敷き詰めて段ボール箱に収納し、昔ながらのレコードショップをほうふつとさせる展示を予定している。“店長”を務める日本画家の大串亮平さん(48)=佐賀市=はサイケデリック・ロックのバンドを想定して手描きで制作した作品などを出品する。大串さんは「写真や手芸、コラージュやグラフィックなど手法は問わない。レコードサイズの枠内で、自由に表現して」と呼びかける。

 参加費は出品点数に関わらず千円(大学生500円、高校生以下無料)。作品をレコード風にするための台紙とビニール袋は、1セット100円で提供する。販売価格は参加者が設定でき、運営費20%を引いた売り上げを受け取れる。非売品も可。問い合わせは大串さん、電話090(1963)0800。(花木芙美)

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