鹿島市内の少年野球6チームの児童約100人を対象にした教室が1月26日、鹿島市民球場であった。元横浜ベイスターズの野中信吾さん(神埼高出身)らが守備と打撃の上達法を教えた。
鹿島ロータリークラブが青少年奉仕事業「夢の応援」として開催。参加者は年齢別に3グループに分かれ、守備と打撃の基本技術、食事の大切さについて学んだ。
野中さんは「右投げの人は相手の左胸をめがけて投げる」とキャッチボールを指導し、アドバイスを受けて上達した児童に「うまくなってるぞ」と声をかけた。ベイスターズ、福岡ソフトバンクホークスでプレーした吉村裕基さんがトスバッティングの見本を見せると、児童たちはスイングの強さに驚いた様子だった。
同クラブの笠原幸輔・青少年委員長は「少子化で競技人口は減っているが、元プロの指導を刺激に競技力向上につなげてほしい」と話した。(市原康史)