佐賀市大和町のブランドミカン「蔵出しあんみつ姫」が出荷時期を迎え、生産農家らが29日、佐賀市役所を訪れた。貯蔵施設で質を高め、糖度基準を満たしたミカンのおいしさを坂井英隆市長にアピールした。
蔵出しの「あんみつ姫」は貯蔵施設で熟成し、糖度12度以上の基準を満たした上級品。関東などに3月まで出荷する。
大和みかん運営委員会の平野常雪委員長(69)は「異常気象や裏年で量は減ったが、昨年同様のおいしいものができた」と今季の生産状況を説明した。
坂井市長は、27日に開かれた大和貯蔵みかん果実品評会の最優秀賞(市長賞)のミカンを味わい、「甘い」とおいしさを再確認。バスケットボール男子Bリーグ1部の佐賀バルーナーズの試合でPRすると伝えた。
品評会では、最優秀賞に立石好之さん(大津4号の部)、野田龍平さん(青島・寿太郎の部)、西寄晋広さん(清水の部)が選ばれた。(古賀真理子)