ミュージカル「雲のもく」のチラシ

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ミュージカルアカデミーのコーラス(右)に合わせて踊る子どもたち=佐賀市のスタジオ風のたね

ミュージカルアカデミーのコーラス(中央奥)に合わせて踊る子どもたち=佐賀市のスタジオ風のたね

息を合わせて練習する子どもたち=佐賀市のスタジオ風のたね

 佐賀市のティーンズミュージカルSAGAと昨年5月に開校したミュージカルアカデミー(佐賀市)の合同公演ミュージカル「雲のもく」が、2月2日午後2時から、佐賀市の佐賀市文化会館中ホールで上演される。子どもたちのフレッシュな芝居や歌をはじめ、大人のコーラスを含む17曲のナンバーで、夢を持つことの大切さを描く。

 「雲のもく」は、雲の世界の住人の「もく」と仲間が、地上の人間たちと協力して、夢と希望に満ちた世界を作っていく物語。佐賀の上空をイメージし、バルーンも登場する。

 同作は、約15年前にティーンズミュージカルSAGAの3作品目として、「ミュージカル県SAGAプロジェクト」などを務める栗原誠治さん(64)が書き下ろし上演した。今回は再演で、昨年8月に実施したオーディションで選ばれた8人を含む7~64歳の45人が出演する。

 主人公「もく」を演じる、ティーンズミュージカルSAGA所属の佐賀清和高2年の山口永菜さんは「もくは、正義感が強くまっすぐな役柄で、感情を表に出しながら全力で演じたい」と意気込む。

 アリーナミュージカル公演をきっかけにミュージカルアカデミーに通い、コーラスの一人として参加する佐賀市の杉原智恵美さん(54)は「子どもたちの芝居やダンスが輝くように歌でしっかりと応援したい」と笑顔を見せた。

 脚本・演出を手がける栗原さんは「時代が変化する中で心がざわつくことも多い。多くの人が夢や希望を持てるような舞台にしたい」としている。(坂本有佐)

 ▼全席自由、チケットは3千円。問い合わせはスタジオ風のたね、電話0952(26)8892。