佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、防衛省が7月の駐屯地開設に伴う運用計画案を、佐賀県や県有明海漁協に説明していたことが23日、関係者への取材で分かった。陸自目達原駐屯地(吉野ヶ里町)のヘリ約50機はすぐに移駐せず、当面はオスプレイ17機のみの運用になる。離着陸回数は2016年に示した1日当たり16回と変わらない。新たに「夜間は5回程度」としている。
空港建設時に県と当時の関係団体が締結した公害防止協定は「空港施設の増設および空港運営を変更しようとする時は、あらかじめ協議する」と定めている。今回の九州防衛局による関係者への説明は、協定に基づく事前協議に向けた調整の一環。