佐賀清和学園(佐賀市)は23日、高校の前期入試の合格者に対して、入学申込金の納付を通知するメールを、全員のアドレスが見られる状態で送っていたと発表した。計1622人分を4回に分けて送信、学校は受信者にメールの削除を依頼した。現時点で悪用などの二次被害は確認されてないという。
学園によると、同校の教員は23日正午過ぎ、合格者にメールを送信する際、宛先を隠した「BCC」ではなく、受信側が互いのアドレスを見られる「TO」の状態で送信した。
教員がメールの送信履歴を見て気づき、午後3時ごろ、全員に謝罪のメールを送った。
学園は「BCCで送信することは認識していたものの、確認が不足していた」と説明。再発防止策として2人以上での事前チェックや、送信時の注意点の確認を徹底するという。(横田千晶)