夏の参院選佐賀選挙区(改選数1)を巡り、連合佐賀(168組合、約3万1千人)は22日の執行委員会で、立憲民主党の公認候補予定者で佐賀市議の新人、富永明美氏(51)=佐賀市=の推薦を決めた。連合本部へ申請し、中央執行委員会で正式決定される見通し。
立民県連から17日に、連合佐賀へ富永氏の推薦願が提出されていた。執行委員会では満場一致で推薦を決めた。
富永氏は、連合傘下の自治労出身で、連合佐賀が1990年に発足して以来、組合員が国政選挙に出馬するのは初めて。
連合佐賀の草場義樹会長は「自治労組織の真摯(しんし)な対応で、連合の仲間が出てくれた。これまでにない動きをしていきたい」とした。国民民主党を支持している産業別労働組合(産別)があることについて、「佐賀選挙区は富永氏を、と気持ちを一つにやっていきたい」と力を込めた。(横田千晶)