19日告示された唐津市長選は、現職と新人の一騎打ちの構図となった。広い市域で進む人口減少と高齢化で、地域を支える世代の負担が重くなる中、地域振興や活性化への道筋を示すのは誰か。同じ日程で実施される市議選とともに有権者の関心は高く、各候補はまちの将来像などを訴えた。

 新人の浦田征彦氏は千代田町の選挙事務所で開いた出陣式で、約40人(陣営発表)に「『唐津に住もう』と堂々と言ってもらえるまちを取り返す」と強調した。社会福祉法人理事長の吉井栄子さん(68)は「浦田さんほど唐津を変えてくれる人はいない」と激励した。浦田氏は選挙カーで市内全域を回り、中小企業の支援で所得10%アップなどの公約をアピールした。