唐津海上保安部は18日、唐津市のボートレースからつで、海の事件・事故時の緊急通報用電話番号「118番」の周知活動を行った。海上保安庁のマスコット「うみまる」とともに、親子遊び場を訪れた家族らにリーフレットなどを配った。
緊急時番号の運用は2000年5月に始まり、啓発活動は「118番の日」に合わせて実施。海上保安庁によると、昨年1年間は全国で約40万件の通報があり、船舶や人身の海難、漂流物などの有効な件数は1%にとどまり、ほとんどが間違いや無言電話だった。
今回初めて番号の「認知度」を調べ、「知っている」「知らない」欄を設けたボードにシールを貼ってもらった。樋口和徳管理課長は「周囲の状況が分かりにくいなど海は特殊性がある。事件・事故への対応は1分1秒を争い、ぜひ知っておいていただきたい」と話す。(松田毅)