佐賀共栄銀行は、嬉野支店(嬉野市)を3月24日、武雄支店(武雄市武雄町)に移転統合する。建物の老朽化が主な理由という。武雄支店は現地で建て替え中で、3月に完成する。

 嬉野支店は1973年から、武雄支店は83年から現在の店舗で営業しており、ともに建物が古く、店舗を集約することにした。インターネットバンキングの普及などで、来店客も減少傾向にあった。

 統合は、同一の建物で複数の支店が営業する「ブランチインブランチ形態」で行い、統合後も嬉野支店の店番や口座番号の変更はなく、現在の通帳や証書、カードはこれまで通り使用できる。

 佐賀共栄銀行は「店舗数は減少するが、人員や業務を集約し、フェース・トゥ・フェースを基本とした訪問営業を続けていく」としている。

 嬉野支店の現店舗での営業は3月21日まで。移転統合後、同行は県内13拠点、県外(福岡、長崎県)4拠点となる。(北島郁男)