公開討論会でテーマ別に考えを述べた唐津市長選の立候補予定者=唐津市文化体育館

 19日に告示される唐津市長選の立候補予定者2人による公開討論会が13日、市文化体育館で開かれた。出馬表明している現職と新人が、佐賀県「第二の都市」のトップとして市政で力を注ぐことや、観光や子育てなどをテーマに持論を語った。

 主催は唐津青年会議所。会場には市民約100人が集まり、ケーブルテレビで生放送された。現職の峰達郎氏(64)=山本=、企業コンサルタントで新人の浦田征彦氏(56)=鏡=が登壇した。

<討論会詳報>「子育て、教育」「人口減少」…五つのテーマで

 公約の説明では、浦田氏は米国で起業し「『お客さまのため、社会のため』を大切にしてきた」とし、「経済、観光、教育、健康、環境の五つの政策に力を入れる」と訴えた。峰氏は「市民によりそう唐津」を3期目に挑むキャッチコピーに掲げ、「生産力、観光力、安心力、発信力、地域力、教育力を進化させる」と語った。

 子育て・教育では、浦田氏は「支える側の保護者や保育事業への支援が大切」、峰氏は「学校給食の無料化をしっかり取り組みたい」と力を込めた。観光では峰氏が「健康寿命が延びる中、『スポーツ観光都市』をつくりたい」、浦田氏は「唐津の魅力をつなげた『滞在型のリゾート構想』を実現させたい」と述べた。

 このほか「中心市街地の活性化」「人口減少」「年金・医療・介護など福祉」について語り合った。(宮﨑勝)

 ※1月16日付で詳報を掲載します