この年末年始は体調を崩した知り合いが多かった。コロナに感染した高校の同級生は「死ぬような思い」をしたという。コロナの5類移行からきょうで1年8カ月。“弱毒化”は本当だろうか。インフルエンザも猛威を振るう。立ち向かうより可能な限り避けたい。今の時季は乾燥が難敵。ウイルスが活発になる。肌が傷みやすく、火事も起きやすい。加湿、保湿に努めよう◆一方で元気いっぱいの同級生も多い。中学のサッカー部の仲間は昨秋、ねんりんピックのサッカーに出場した。野球の審判資格を持つ中学の同級生は猛暑と闘いながら昨夏も審判に励んだ◆年始は同窓会の季節。この正月には間に合わなかったが、筆者は中学の同窓会準備に携わっている。打ち合わせで同級生と顔を合わせる機会が増えた。活躍の様子を聞き、元気をもらう◆同窓会は共有する思い出を振り返るだけでなく、互いの人生を語り合い、刺激を受けることに良さがある。特に中学の同級生はたまたま同じ地域に住んだという「地」縁。「志」を縁にした高校、大学に比べ、生き方が多彩と感じる◆過去の同窓会では思わぬ訃報に接し、やりたいことができたら迷っている時間はない、人生は一度きりと教えられた。出会いには意味がある。同窓会の案内が来たら参加しよう。つながりは一つでも多い方がいい。(義)

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